2021.02.24 イタリア文化 コラム 羊の串焼き・アロスティチーニ

以前、「アブルッツォ州は、山も海もある大地の恩恵を大いに受けた州」とご紹介しました。
本日はアブルッツォ州の食の魅力、山の恵み編です！

数々ある美味しいものの中でも、断トツで私が好きなもの、
それが「Arrosticini（アロスティチーニ）」！羊肉の串焼きです。

「イタリア国民全員羨ましがる」と、アブルッツェーゼ（アブルッツォ州民のこと）たちが、その味を誇ります。
そのサイズは、日本の焼き鳥より少し小ぶり。
柔らかい羊肉の食感と、炭焼きの香ばしさがたまらない〜♡
冷めないよう、陶器の壺に入れられて提供されます。

日本の焼き鳥ように多くのバリエーションはなく、豚のレバー「Fegato(フェガト)」串との２択です。

実は私は、こちらも大好き。「フェガト、大好き！」と伝えると、アブルッツェーゼ…特に男性たちは驚きながらもすごく喜び、一気に距離が縮みます。
「多くの女性たちはフェガトが苦手なのに、お前は食べれて、しかも大好きなんて、食を分かっている！」と、なぞの認定を何度も受けました。笑

（手前が羊肉、後ろがフェガト串。ちなみにフェガト串の横は、フェガトのソーセージです。ボリューミ〜。）

高タンパク低カロリーな羊肉、鉄分豊富なフェガト。
私のイタリア滞在中の元気の源は、アロスティチーニに支えられていたと言っても過言じゃないくらい、頻繁に食べていました！

宅配可能なレストランも、年々増えています。どこのお店でも１本１ユーロ。
頼むときは、５本、10本と、キリのいい数字がアブルッツェーゼたちのマナーです。

私のお気に入りのレストランは、Pescara（ペスカーラ県）Montesilvano（モンテシルヴァーノ）市にある、Da Vittorio（ダ ヴィットリオ）。
丘の上に位置しているので、市内の夜景が一望できるんです。

Da Vittorio Ristorante

Da Vittorio è uno tra i ristoranti d'eccellenza assoluta nella scena italiana, tristellato ed entrato nella prestigiosa e mitica gui...

でもやっぱり、パパが庭で焼いてくれたものに敵う味はないな〜。

アブルッツォ州へは、ローマから車で２〜３時間。
ボローニャやアンコーナからは、電車でのアクセスが可能です。
留学中の小旅行に、ピッタリの場所ですよ。

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