2021.02.19 コラム アブルッツォを知ろう!
Ciao a tutti! 本日のテーマは「Abruzzo(アブルッツォ州)」。
「どこ、それ?」と思われる方も多いはず。何故なら、日本で発売されているイタリアのガイドブックでは、ほとんど取り上げられることがない州だからです。
海あり山あり、大自然に恩恵を受けた美しいアブルッツォ。ご紹介していきまーす!
もくじ
アブルッツォってどこ?
アブルッツォは、首都ローマがあるラツィオ州の東隣、アドリア沿いの州です。北はマルケ州、南はモリーゼ州と隣接しています。
ラクィラ、キエティ、ペスカーラ、テラモの4つの県があり、総人口は約129万人(2020年1月 )。州都はラクィラ市です。
地理的には中央イタリアに位置していますが、文化・言語・歴史・経済的には、南イタリアとの繋がりが強い州です。
「緑の州」がニックネーム
州内にはなんと、3つの国立公園、1つの州立公園、38もの自然保護区があり、その総面積はなんと州のほぼ半分!
アブルッツォ国立公園は「ヨーロッパで5本に指に入る美しい国立公園」との称号を持ち、州としては「ヨーロッパで最も緑豊かな地域」や「緑の州」のニックネームがあるなど、母なる大地の恵みがその魅力のひとつです。
イタリア半島を縦断するアペニン山脈の最も高い山塊である「Grand Sasso(グラン・サッソ)」は、「大きな岩」の名の通り、ゴツゴツとした岩肌が特徴的です。
その最高峰であるコルノ・グランデ(2,914m)の山頂は、一年を通して雪に覆われており、コルノ・ピッコロとの間には、ヨーロッパ最南端の氷河を見ることができます。
全長133kmのビーチ
南北に真っ直ぐ伸びるアブルッツォ海岸は、なんと全長133km!
「マイアミみたいだろ?」とアブルッツェーゼ(アブルッツォ州民のこと)たちは、非常に誇りに思っています。
夏になると、イタリア国内のみならず、西ヨーロッパや北米からの観光客が1〜2週間単位で休暇を過ごす、賑やかなリゾート地です。
朝は山でハイキング、昼から海で日光浴。そんな楽しみ方ができてしまうアブルッツォ。なん
て贅沢!
アブルッツォのビーチをさらにユニークにしているのが、「Trabucco(トラブッコ)」。
海上数メートルに設置された、伝統的な漁師小屋です。ここから釣竿を垂らし、釣りをします。
現在では、その内の数カ所はレストランとして営業中。
海の上でいただくディナー。とってもロマンティックですよ〜。
アブルッツォへのアクセス
首都ローマからアブルッツォまでは、車で2〜3時間。
高速バスも毎日20便前後発着しており、往復チケットは€20です。
実は私、この利便性を生かし、平日はローマの語学学校へ、週末はアブルッツォで地元のイタリア人家族と過ごすという、2つの町でのイタリア生活を大満喫していました!
限られた留学期間。複数都市での生活は、その町ごとの特徴を肌で感じられて、面白さも2倍になりますよ。
a domaniでは、複数都市での滞在が可能な語学学校のご紹介も行なっております。
是非お問い合わせくださいね!お待ちしております!
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