2022.07.24 コラム イタリアで実際に起こったトラブル事例
今回は実際に最近起きたイタリアでの詐欺被害について皆様にお伝えします。
イタリアは日本よりも治安が悪い国であり、多くの被害に遭われている方が多いです。
詐欺と言っても色々。
Barでお水ください、と言ったら3€取られた!なんて人もいるはず。イタリア人には1€で売ってるのに、日本人(観光客)だと思ったら3€払うだろうとよく上乗せされます。
レストランやタクシーなどでもしばしばですね。
こんな被害に遭いたくない方は事前に「いくらですか?」と必ず聞いて、高いと思ったらお願いする(買う)のは辞めましょう!
ちなみに、ミラノやフィレンツェ、ヴェネツィア・ローマなどの観光地の中心地では本当にお水1本3€するところもあります!それは場所が悪い!!ので、スーパーなどでの購入をお勧めします。
さて、今回の詐欺被害はひどいものです。
2022年5月某日。20代前半の日本人男性はボローニャへ出発し、学校や寮でも大変楽しそうに留学生活を満喫していました。
ボローニャの街中をふと歩いていると・・・一人のイタリア人男性が車から声をかけてきkました。
なんとその方は誰もが知るブランドの有名デザイナーだと言うじゃないですか。これから空港へ行き、他国のファッションショーか何かに出なければならず、急な航空機の変更のためお金が必要になったとのこと。ただ、持ち金がないのでお金を貸してほしい。必ず返すという内容でした。車を移動して、中に乗るように言われ、一緒に銀行まで連れて行くと言われたようです。
また、紙に名前・メールアドレス・電話番号など連絡先を書いてくれて、信じてほしいと念を押され、その場で洋服も何着か渡されました。
冷静に考えれば、この地点でおかしいだろう。嘘かな、と思うはずです。
ただ、イタリア大好きで念願の語学留学へ行き、初海外で治安が良いと思っていたボローニャ。イタリア語を聞き取ることに必死でなんとかこの人のために、イタリア人のために自分にできることはと考え、お金を貸してしまいました。
その時にあった現金とATMでおろしておおよそ17万円を渡してしまいました。またクレジットカードの番号も伝えてしまったとのことでした。
上記の被害に遭った場合、まずすべきことは・・・?
- 警察に被害届を出す:近くの警察carabinieriへ行き、被害届をもらってください。もし、何らかの理由で犯人が捕まった際にお金など返ってくる場合があるかもしれません。
- クレジットカードを止める:すぐに連絡ができるよう、事前に紛失の際の電話番号・カード情報などメモしておくかコピーしておくことをお勧めします。
- 証拠品はすべて写真に残しておく:もらった服、名前などが書いてある紙など、多少気分も悪いかもしれませんが、できる限り残しておきましょう。処分したい場合は写真を撮ってから捨ててください。
- 在イタリア日本大使館/領事館へ報告:同じ被害を増やさないために大使館/領事館への報告をしましょう。詐欺被害一例としてHP等での掲載・注意喚起をしてくれます。
- 学校や大学へサポートを求める:今回は通っていた語学学校のスタッフがアドマーニを通して個人的にお金を貸してくれて、なんとかなりました。
このような詐欺被害を防ぐには
- 常に冷静な対応をする
- クレジットカード番号やキャッシュカードの暗証番号は何が何でも教えない:ものを購入する時以外、求められることはまずありません。
語学ができないと、なかなか警察へ行くことができなかったり、学校へサポートを求めたくても説明できなかったりして、きっと更に落ち込んでしまいますよね。
そんな時はアドマーニまでご連絡をお願いします。
出発までのサポートが規約ではありますが、私たちは仕事を超えて個人的に出発後のお客様もサポートしています。現地で困るのは当たり前です。
今回被害に遭われたお客様も一番にアドマーニに連絡をくれました。親御さんにも説明するのが悔しい・恥ずかしいという思い、とても理解できます。
まずは一緒に解決策を考えます。そして、出来ることを最大限していきますので、いつでもご遠慮なくご連絡くださいね!
ちなみに・・
盗難の被害に遭った際にはどうすればよいか?こちらの記事を御覧ください。
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