2026.08.31 コラム 【2026年最新】ヨーロッパ渡航の新ルール「ETIAS(エティアス)」と「EES」を徹底解説!申請方法・必要書類まとめ

イタリアへの留学や観光、出張など、ヨーロッパ渡航を計画中の皆さまへ。
現在ヨーロッパでは、すでに導入されている「EES(出入域システム)」に加え、事前渡航認証制度である「ETIAS(エティアス)」の導入準備が進められています。
特にETIASは、2021年頃から「そろそろ導入されるのでは?」と繰り返し発表や延期が話題となり、渡航予定者の間でも長らくその動きが注目されてきました。
「結局、今の渡航で必要な手続きは?」「これまでの入国審査と何が変わった?」「留学準備で気をつけるポイントは?」といった疑問をお持ちの方に向けて、最新情報や申請方法、注意点を分かりやすくまとめました。イタリア渡航の準備にお役立てください!
もくじ
まずは制度の違いを一目でチェック!
| 【ETIAS】渡航前に、日本で手続き | オンライン(スマホ・PC)で事前に認証を取得するシステム ※2026年8月時点で運用開始されていないため、渡航前の事前手続きは不要です。 |
|---|---|
| 【EES】到着後に、現地空港で手続き | 入国審査場(イミグレーション)で顔写真・指紋登録を行うシステム ※2026年4月より完全運用されています。事前申請やWEB登録などの手続きは不要です。 |
(2026年8月27日更新)
ETIAS(エティアス)とは?
ETIAS(欧州渡航情報認証制度)は、日本のように「ビザ免除」でヨーロッパへ短期間(180日の期間内で最大90日以内)渡航できる人を対象とした、事前オンライン渡航認証制度です。
アメリカの「ESTA(エスタ)」やカナダの「eTA」、イギリスの「ETA」と同じような仕組みで、EU域内のセキュリティ強化および国境管理の効率化を目的としています。
ETIASが必要となる対象国(全30か国)
外務省およびEU公式情報に基づくETIAS対象国は以下の30か国です。
【ETIAS対象国】
アイスランド、イタリア、エストニア、オーストリア、オランダ、キプロス、ギリシャ、クロアチア、スイス、スウェーデン、スペイン、スロバキア、スロベニア、チェコ、デンマーク、ドイツ、ノルウェー、ハンガリー、フィンランド、フランス、ブルガリア、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、マルタ、ラトビア、リトアニア、リヒテンシュタイン、ルーマニア、ルクセンブルク
最新の導入状況について
2026年第4四半期より開始予定とされていますが、現時点においても運用は開始されていません。
そのため、現時点でヨーロッパへ渡航される方はETIASの申請手続きを行う必要はありません。今後の正式なスタート時期につきましては、発表があり次第当ページでも随時更新してお知らせいたします。
「EES(出入域システム)」とは?
ETIASの導入に先立ち、現在ヨーロッパ各地の国境や空港で導入・運用されているのが「EES(Entry/Exit System:出入域システム)」です。
これは「ヨーロッパの空港や港に到着した際に行われる、新しい電子出入国管理システム」のことで、2025年10月12日から運用がスタートし、2026年4月10日にはすべての対象国・全国境で完全運用されています。
第三国(EU・シェンゲン圏外の国)からの旅行者に対し、出入国日時、旅券情報、顔画像、指紋などをデジタルデータとして登録することで、滞在日数の自動計算や不法滞在の防止、国境通過の迅速化を目指しています。
実際の入国審査では以下の対応が行われています。
- パスポートへのスタンプ押印の廃止: 出入国記録がシステム上にデジタル管理されます。
- 生体情報の登録: 現地の入国審査ブース・キオスク端末にて、顔写真の撮影と指紋採取が行われます。
EESの対象となるのは、ビザを必要としない短期滞在者を含む「すべての第三国の旅行者」です。つまり、観光や出張、短期留学でヨーロッパを訪れる日本人も対象になります。
これにより、パスポートへのスタンプ押印は不要となり、システムが自動で「90日間の滞在制限」を管理してくれるようになります。
【Point!】EESの登録をすると、2回目以降の入国はどうなる?
初回に登録した生体情報は3年間保持されるため、有効期間内であれば2回目以降(別の対象国へ入国する場合も含む)は一から登録し直す必要はありません。カメラでの顔認証や一部の指照合など、簡単な本人確認のみでスピーディーに入国できます。
ETIASの申請方法・入力内容・費用
今後ETIASがスタートした際のスムーズな手続きに向けて、申請の流れや手元に必要なものをチェックしておきましょう。
申請手順
渡航前に、ETIAS公式ウェブサイト(travel-europe.europa.eu)または専用モバイルアプリからオンラインで申請を行います。
申請時に用意するもの・入力項目
お手元にパスポートと決済用カードをご用意の上、画面上で情報を入力します。
- 有効なパスポート(帰国予定日から3か月以上の残存期間があるもの)
- 基本情報:氏名、生年月日、出生地、国籍、自宅住所など
- 所属情報:現在の勤務先(就労先)または通っている学校(在学先)の情報
- 渡航計画:最初に訪問・滞在予定の国やスケジュール
- 適格性の確認項目:過去の犯罪歴、戦争・紛争地域への渡航歴、過去の入国拒否・強制送還歴の有無など
費用と決済方法
申請費用:1件につき 20ユーロ
※申請時点で 18歳未満 または 70歳以上 の方は無料(※EU市民の家族など一定の条件を満たす場合も免除対象)
支払方法:クレジットカード等によるオンライン決済
有効期間
取得から3年間(期間内であれば何度でも渡航可能)
※ただし、パスポートの残存期間が3年未満の場合は、パスポートの有効期限日までとなります。

偽サイトにご注意ください!
長年話題になっている制度だからこそ、インターネット上にはETIASの公式を装った偽サイトや、高額な手数料を請求する非公式の代行サイトが出回っているようです。
EU公式機関および日本外務省からも、フィッシング詐欺やトラブルへの注意喚起が出されています。
運用開始後は、検索結果の広告枠などに惑わされず、必ずEUの公式WEBサイトまたは公式アプリを利用して手続きを行うようにしてください。
※本記事の内容は、外務省「欧州諸国を訪問する方へ」、EU公式情報(Travel to Europe)の公開情報をもとに作成・編集しております。最新の公式発表に合わせて随時更新を行っています。
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