2021.05.06 コラム イタリア食材・フィノッキオ
Buongiorno!
  穏やかな春の陽気の中、皆さんいかがお過ごしですか??
  数日前、山間部に住む友人が「アイヌネギ(行者ニンニク)を取りに行ってきたよー」と言っていました。山菜採りのピークを迎えていますね。
山菜…からアイディアをもらい、本日はイタリアの野菜「フィノッキオ」をご紹介します!

「フィノッキオ(Finocchio)」とは、地中海沿岸が原産のセリ科の野菜。
  日本語では「ウイキョウ(茴香)」、英語では「フェンネル(Fennel)」と呼ばれています。
  古代エジプトや古代ローマでも栽培されていた記録が残っているそう。
旬は冬ですが、スーパーや市場では一年中手に入る、イタリアではお馴染みの食材。
  セロリやアニスのような爽やかな香りと、同じくセロリもしくは白菜の芯の部分のようなシャキシャキとした歯応え。
  そして何より、玉ネギと長ネギがくっついたような見た目が特徴です。

「フェンネルシード」というスパイスは、このフィノッキオの種の部分ですね。
  魚料理やピクルスの風味付け、インドカレーなどに使われています。
葉の部分は、ハーブティーとして大人気。
  消化を助けてくれる作用があるそうで、 私の友人のイタリア人女性は食後の一杯として毎日飲んでいました。

私の好きな食べ方は、フィノッキオとオレンジのサラダ。
  フィノッキオの下部と皮を剥いたオレンジをそれぞれ一口大に切り、潰したクルミを和え、少しのお酢と塩胡椒で味を整えます。最後にはオリーブオイルをひとまわし。

フィノッキオのシャリシャリしたみずみずしい食感、オレンジの爽やかな風味 、クルミの歯応え。
  色々な感覚が口の中に広がるのが楽しい、 とっても簡単に作れるサラダです。
  是非作ってみてくださいね!
いかがでしたか??
  イタリアのスーパーや市場では、日本では見かけないような野菜がたくさん。
  「どんな風に食べるのがおすすめ?」と聞けば、とても丁寧に説明してくれますよ。
  積極的に話しかけて、現地のイタリア人との会話を楽しんでくださいね!!
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