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2020.12.14 イタリア文化 太陽のテノール

Buongiorno!
みなさんは最近、映画館で映画を見ましたか?
今は某鬼アニメが空前の大ヒットと話題になっていますが、映画はうまく対策してさえいれば、このコロナの時代にあっても楽しめる娯楽としてとてもいいものだなぁと思います。
喋らないし、空調設備は完璧だし、座席の間隔を空けたり、チケット販売の時点で人数制限をかけたりできますし。
ただ、映画を見ながらのポップコーンやジュースは控えた方がいいかもしれませんが。

そんなこんなで感染症対策に気を付けつつ、少し前に、『パヴァロッティ 太陽のテノール』という、ドキュメンタリー映画を見てきました。

パヴァロッティといえば、ひげもじゃで愛嬌たっぷりの笑顔が印象的な、「三大テノール」の一人です。
誰?と思った人もきっと写真を見たら「あ!」となるはず。
”イタリアの国宝”と言われるほどのオペラ歌手、パヴァロッティ。

映画は、パヴァロッティが2007年に71歳で亡くなるまでの活躍を追いながら、2人の奥さんや3人の娘、マネージャーやエージェント、音楽家仲間のインタビューを通して、そのプライベートや人となりをたどっていく…のですが、それよりもっと歌の映像を流してくれ!と思わずにはいられない(笑)

映画の中で流れてくる『オーソレミオ』や、『誰も寝てはならぬ』などの名曲オペラの数々。そもそも良い曲であることに間違いないのですが、それを歌い上げるパヴァロッティの歌声は、もうなんというか素晴らしいというか鳥肌が立つほど震えるというか、言葉で言い表せないくらいの感動で、さすがは ”神に祝福された声”、“キング・オブ・ハイC”(三点ハの王者)って何なんだろう、どうしたらあんなに簡単そうに綺麗に安定した声を出し続けることができるんだろう、とただただ圧倒され、久しぶりに映画で、音楽で、感動して涙が出ました。思い出し文章を書きながらもブレスを忘れるほど。


Luciano Pavarotti sings "Nessun dorma" from Turandot (The Three Tenors in Concert 1994)


映画では十数年前のコンサート映像なんかを映画の中で見ている(聞いている)のに、パヴァロッティの美声を感じられるとは、ロン・ハワード監督が音にものすごくこだわったということもあり、とにかくすごい。ぜひ映画館かそれに近い音響で聞いてほしいです。

家族の時間を大切にする優しい様子や、聞いてくれるお客さんのためにという優しい気持ち、何よりパヴァロッティのチャーミングな人柄に、こちらも笑顔になる。ちょっとした(?)スキャンダルもありますが、それだけ誰からも愛される人だったんでしょう。
最初の奥さんが語る、「彼の声を愛さない人なんている?」は最高の愛情表現だなと思いました。

2006年のトリノオリンピック開会式でのパヴァロッティの登場に、声楽科出身の私の母は飛び上がるほど驚き、そこで歌われた『誰も寝てはならぬ』に大興奮。実際は録音だったと後に明らかになり批判もあったようですが、それでも世界中の感動を生んだことは間違いありません。そしてこれがパヴァロッティ最後のステージともなりました。

映画の紹介文にあった通り、<人類史上最高の歌声>。生で聞いてみたかったですが、今はもう叶わず。
残念ではありますが、この映画やたくさんのCDや映像でパヴァロッティの名演の記録は残っているので、そういったものでまた楽しんでいけたらと思います。

映画もまだ上映しているところもあるようなので、興味のある方はぜひ!


サン・カルロ劇場(ナポリ)


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