2022.07.14 コラム ヴェネツィア・レデントーレの花火
Ciao!
蒸し暑い毎日が続く日本ですが、いよいよ学生さんは夏休みも間近、夏本番ですね!
さて、夏といえば皆さん何を思い浮かべますか?
真っ青な空に太陽、海にプールにかき氷。
アドマーニの姉妹ブランド・アットマルタやアットラリアでご案内しているマルタ共和国やオーストラリアはまさしく夏のイメージの国々。
一方日本では、もちろん海もありますが、あちこちの神社やお寺などでのお祭りも、夏の楽しみの一つではないでしょうか。
そしてそれらに加えて、日本の夏の風物詩として忘れてはならないのがそう、「花火」です。
線香花火などの手持ち花火や、ネズミ花火などの仕掛け花火で遊んだり、花火大会に出かけたり、日本の夏には花火がなくてはならないと言っても過言ではありません。
「どーん。どーん」と音がすると、「あれ?今日はどこの花火大会かな?」と、ついキョロキョロしてしまいがち。打ち上げ花火はいくつになっても「近くで見たい!」と思わせる不思議な魅力がありますね。
もちろん花火が打ち上がるまでの待ち時間で、屋台を巡ったりするのも花火大会の醍醐味です。
さて、そんな日本における夏の風物詩「花火」ですが、イタリアでも夏に大きな花火大会があるのをご存知ですか?
今日はヴェネツィアで毎年夏に開かれる「レデントーレ」というお祭りをご紹介します。
イタリア北部ヴェネツィアで、毎年7月の第3日曜日の前夜に開催される
「レデントーレ祭り(Festa del Redentore)」
ヴェネツィアの方たちにとって1年で一番の楽しみともいえるお祭りなんだそうです。
16世紀にヨーロッパ中に猛威を振るったペストにより、イタリアも各地で甚大な被害を受けました。1576年にようやくその終焉を迎えたことを祝い、ヴェネツィアでは神への感謝とその記念として、ヴェネツィア本島の南側にあるジュデッカ島に、「レデントーレ教会」を建てました。
大きな白いドームに、凱旋門のようなデザインを持ったこの教会は、建設者のアンドレア・パッラーディオの最高傑作とも言われています。
この教会で夏に開かれるのが「レデントーレ祭り」。
なんとこの日のためだけに本島のサンマルコ側から特別に橋が架けられ、前夜祭で打ち上げられる花火を最高の席で見ようと、夕方から橋を渡る人でいっぱいになります。
ボートでの場所取りにも力が入るようです(危ない…)。
花火が打ち上げられるまでの間には、集まった人たちみんなで食べて飲んでの大賑わい。
祭りとあれば世界共通、どうしたって盛り上がりますね。
世界遺産ヴェネチアの街並みと、夜空に打ち上げられた花火。
そしてそれが運河に映りキラキラと輝く様子。
なんだか想像しただけでもとても幻想的な夏の夜ですね。
21世紀の私たちもまた、世界規模の感染症に翻弄される中、一日も早く世界中が安全で平和な暮らしを送ることができるよう、祝福の花火が打ち上げられる日を願っています。
アドマーニからは今月も毎週末お客様がイタリア留学にご出発されています。
新型コロナウィルスの新規感染者数はイタリアも日本も増加傾向ではありますが、2022年7月時点では、イタリアへの入国については条件もなく、国内の特定の場所でのFFP2マスク着用のみで過ごすことが可能です(ご利用の航空会社や乗継国での条件は各自ご確認をお願いします)。
イタリア留学をご検討中の方は、ぜひ一度アドマーニへご相談ください。
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