2022.10.07 コラム ヴェネツィアでの思い出
皆さん、こんにちは!大学の3年間は、ヴェネツィアで生活していたイタリア人スタッフのGiacomoです!
というキャッチーな見出しにしましたが、実は私はヴェネツィアではなく、メストレという街に住んでいました。皆さんも知っている通り、ヴェネツィアは海の上にあり、陸とは長い橋で繋がっています。その長い橋のもう片方にメストレがあります。ヴェネツィアより物価も家賃も安くて住みやいという理由で、多くの大学生に選ばれています。

通っていた大学はカ・フォスカリという名前の大学で、ヴェネツィアのLaguna(ラグーン)を眺め、運河を通るボートの音を聞きながら、授業を受けることができる好位置の魅力的な大学なんです。住み始めた頃は、たった3年間でこの街でこんなにもたくさんの思い出が作れるとは思ってもみませんでした。今日はその中の2つをピックアップして、話していきたいと思います。
その思い出の中の一つ、もっとも記憶に残っているのが、ヴェネツィアに雪が降った日のことです。
いつも通りの朝のはずだったが、住んでいたメストレのマンションの外に出ると雪が積もっていました。海が近くて、雪が降ってもあまり積もることはなかったメストレなので、「まさかヴェネツィアも…」と思って、ワクワクしながらヴェネツィア行きのトラムに乗りました。そしてヴェネツィアに着き、目の前の街の景色を眺め、あまりの綺麗さに言葉を失ってしまいました。思わずその日は授業にも行かず、珍しく真っ白に染まったヴェネツィアを一日中見て回りました。(いつもは授業にちゃんと行っていましたよ!)
そんな感動的な日もありましたが、ヴェネツィアならではの不便さを感じた日もすくなくありませんでした。一つを選ぶとすれば、雨の日の「Acqua alta」という現象です。それは、雨が長く続く日のLagunaの水面上昇のことです。こういう日のために、ヴェネツィアに住む人々は皆ゴム長靴を持っています。どうやら、私はヴェネツィアでの生活のための準備が甘かったようで、ある雨の日にAcqua altaなのにスニーカーを履いて学校に行ってしまったという苦い思い出もあります。

とにかく良い思い出も良くない経験も、ヴェネツィアに住むという素晴らしくて貴重な経験をすることができました。個人的に観光で行くこともオススメですが、住んでみれば愛着のわく街なので、ぜひ気になった方は挑戦してみてください!
こんな凄い街に住んでみたい、留学や旅行をしてみたいと思った方は、アドマーニのホームページからぜひお問い合わせください!
一緒に色んなイタリアの話をしてみませんか?お待ちしています!
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