2018.04.16 イタリア文化 コラム&ブログ イタリアの色の表現
Buongiorno!
最近すっかり寒い日もなくなり、春真っ盛り!
初夏の陽気すら感じる日もあり過ごしやすい日々が続きますね~!
この時期は周りが一斉に私好みの物だらけになり、とても幸せです・・・!
カラフルな服や雑貨、色とりどりのお花、コスメなんかも春限定の華やかなラインナップが多くて、街に出るのが楽しい季節です!
さてさて、ここで問題です。
こんな素敵なものでいーーーっぱいの春ですが、唯一真冬なもの、なーんだ??
私の、、、サイフです!!!
懐具合が、とても、寒いです!!!Aiuto!!?
いやぁ、春の開放感につられたショッピング、怖いですねー!
お金を貯めるときは貯めるのですが、一度使い出すとあれもこれもと買ってしまう、そんな欲望のダムが一気に崩壊するタイプです。反省!!
さて、ここからが本題!!笑
いまの私のような金欠状態のこと、イタリア語では
"Sono al verde!"(ソノ アル ヴェルデ)といいます。
直訳すると”緑のなかにいる”ですがなぜこれが金欠を意味するかというと、
昔イタリアではろうそくの下部が緑色に塗られており、使い切る直前の緑色のロウしか残っていない状態=残りわずか!という発想からきているそう。
イタリアには他にも色を使った言い回しがたくさんあります。
例えば
◆赤(rosso)
passare col rosso:赤信号で渡る=危険をおかす
vedere rosso:かっとなる
avere il naso rosso:酒飲みである
◆青(blu/azzurro)
avere il sangue blu:高貴な血である
avere una fita blu:震えあがる
scettico blu:冷笑癖のひと
principe azzurro💛:夢の王子様=理想の夫
◆緑(verde)
ridere verde:作り笑いをする
essere una pigna verde:けちである
◆黄色(giallo)
libro giallo:推理小説
in guanti gialli:上品にみえる
◆ピンク(rosa)
vedere tutto rosa:全て楽観視する
film rosa:恋愛映画
◆白(bianco)
far vedere nero per bianco:だます
di punto in bianco:いきなり
fare la notte bianca:徹夜する
mosca bianca:とても稀なもの
Oggi dire bianco e domani nero:矛盾したことを言う
◆灰色(grigio)
essere ricco di materia grigia:知能が高い
essere grigio:憂鬱である
condurre una vita grigia:味気ない生活を送る
eminenza grigia:黒幕
◆黒(nero)
avere un giorno nero:陰鬱な日をすごす
essere d’umore nero:ご機嫌ななめである
pecora nera :要注意人物
bestia nera:憎まれっ子
nera disperazione:絶望のどん底
romanzo nero:ホラー小説
・・・などなど!!
色から連想される印象は割と日伊共通で面白いですね〜!
ちょっと会話に交えたらイタリア通っぽいので、、是非とも使ってみてください♪
それでは、A Presto!
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