2022.04.02 コラム スタッフ留学体験談①～短期留学で学べたこと～

Ciao!
今回のコラムでは、私のイタリア留学経験についてご紹介します！

まず、私が留学を経験するに至った背景についてお話しします。
私は大学時代に音楽学部で声楽を学びました。
外国語の授業として、1年生の時からイタリア語の授業を履修し、またイタリア語の声楽作品を勉強する機会も多くあったので、次第にイタリアに行ってみたい、イタリア語を頑張って勉強してみたいと思うようになりました。
同級生にはまだ海外滞在を経験した人がいなかったので、不安はありましたが、少しずつ自分なりに準備を進め、大学3年生の夏にイタリアへ留学することにしたのです。

1ヶ月という期間でどれだけのことが学べるのか、もう少し長い間勉強しないと十分に学べないのでは…？と思う方も多くいらっしゃるかもしれません。
たしかに、長くいられるのであれば私も1年間など、長期間滞在したかったのですが、１ヶ月でもこれだけのことが学べたということを皆さんにお伝えします！

①自分の語学レベルの認識ができた

大学の授業でイタリア語の文法や会話などを学んでいましたが、いざ現地でイタリア語を聞くと、何と言っているのか聞き取ることができないことが多くありました。
また自分の考えを伝えようと思っても、上手く言葉にすることができず、はじめはもどかしい思いを何度もしたのを覚えています。
ですが自分自身の今のレベルを知ることで、悔しい思いや、不安な気持ちを経験しながらも、それがその後の滞在のいいモチベーションとなりました。

②恵まれた学習環境で前向きに取り組めた

語学学校ではクラスメイトや先生たちが、しっかりと耳を傾けてくれ、どんな時も最後まで聞こうとしてくれたので、発言しやすい空気があり、安心して勉強することができました。
また、語学学校で放課後に実施される課外授業も、語学の勉強にとても役立ちました。語学学校の先生や、訪問先の係の方が説明をしてくれるので、イタリアの文化に触れながら、同時にイタリア語も学ぶことができ、とても有意義な時間となりました。

③留学後半の実践と課題認識

このような環境のおかげで、留学後半には、自分の考えについて、今までに習ってきた単語や文法の中で、自分で組み立て、自分の言葉で伝えることができるようになりました。
1ヶ月間では、さすがにペラペラとはなりませんでしたが、表現できることとできないことが自分の中で認識でき、これから更に文法や単語を学んで、表現の幅を広げたいという課題が見つかりました。

そう新しい目標をいつも考えながら過ごしていたせいか、なんと、イタリア滞在中の1ヶ月は、寝ている間にもイタリア語に触れている自分がいました！
というのも、毎日のように、頑張ってイタリア語を話そうとしている夢を見たのです…！！
一日中、イタリア語のみ聞き、イタリア語しか話さないという環境はこれまでなかったことなので、振り返ると、本当に刺激の多い日々が過ごせていたのだなと改めて感じます。

帰国後には、留学経験からアウトプットをする大切さを学び、表現の幅を広げるため、文法や新しい単語について学ぶ際には、自分に馴染みのある言葉や状況に置き換えて文を作ったりしながら、学んだことを自分のものにできるように努めながら勉強をしてみました。また、イタリア語に触れることの大切さも実感し、ラジオを聴く習慣も作りました。

1ヶ月という期間でしたが、イタリア語しか話さない環境に身を置くことで、自分自身の語学レベルや課題を認識することができました。また、イタリア語で話すということに少しずつ慣れることができ、これまで学習した範囲の中で、自分の考えを自分の言葉で喋ることができるようになったなと実感しています。
短い時間でしたが、沢山のことを学ぶことができ、自分にとってとてもかけがえのない経験となりました。

もし長い期間留学することが難しくても、短期でも実際に留学することで得られることが沢山あり、語学力も日本にいるだけよりも、必ず向上します。
イタリアの語学学校は1週間の留学から受け付けていますので、もし迷っている方がいらっしゃったら、ぜひ一度アドマーニにご相談ください！

次回は短期イタリア語学留学を経験して、声楽の勉強に活かせたことについてお話したいと思います。お楽しみに！

【次回】留学体験談②～短期語学留学から声楽に活かせたこと～
https://www.adomani-italia.com/blog/column/staff-taikendan-2/

• イタリア留学虎の巻

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