2021.07.01 コラム 夏の風物詩♪ヴェローナの野外オペラ
Buongiorno!
6月も終わり、あっという間に2021年も半分が過ぎようとしていますね。早いものです。
新型コロナウィルスにより、この1年半ほどはあらゆるイベントが中止や延期となりました。音楽関連のコンサートもその一つ。
オンライン配信なども出てきていますが、ミュージカルにしても演奏会にしてもやっぱり生演奏じゃないと…。
と思いながら色々と検索をしていたら、イタリアでのオペラ上演の情報を発見!
現地に行って鑑賞するのは、コロナ禍かどうかに関わらずタイミングが難しいこともありますが、まずはイタリアで今まさに実施されているということだけでも、ちょっと気分が上がりますね!
さて、そのオペラ上演というのは、
『
イタリア北部のヴェローナにある、世界最大の屋外オペラ劇場で、6月末から9月にかけて開かれるこの音楽祭。
「オペラ王」とも呼ばれた19世紀イタリアを代表する作曲家、ジュゼッペ・ヴェルディ生誕100年を記念して、1913年に『アイーダ』を上演。それ以降、ヴェローナの夏の風物詩となっています。
今年で98回目(!)となる、アレーナ・ディ・ヴェローナの野外オペラ。
2021年は、6月25日から始まっており、9月4日までの連夜、名作オペラが上演されます。
今年のメインプログラムはこちらの大作5本。
・椿姫(La Traviata)
・アイーダ(Aida)
・トゥーランドット(Turandot)
・ナブッコ(Nabucco)
・カヴァレリア・ルスティカーナ&道化師(Cavalleria rusticana~Pagliacci)
他にも、2021年は三大テノールの一人、プラシド・ドミンゴ氏によるガラコンサートや、バレエ公演、ベートーヴェンの第九演奏などもあるようです。
ちなみに、この音楽祭に先駆けて、6月頭には「新三大テノール」と呼ばれる、“IL VOLO(イル・ヴォーロ)”の3人がこのヴェローナの劇場でライブを行っていました。
イタリアにお住まいの方は、オンラインでのライブ配信が見られたようですが、日本ではアクセスできず…。マテーラでのライブのように総集編的なものが出るのを待ちたいと思います。
紀元前1世紀に建造されたこのヴェローナの大きな円形闘技場跡。
夏の星空の下、古代ローマ円形競技場(=アレーナ)で見る壮大なスケールのオペラ。
ヴェローナ音楽祭は夕暮れから始まります。日が落ちると、観客はそれぞれが持ってきた小さなキャンドルに火を灯し鑑賞します。
この劇場だからできる舞台演出は圧巻である、と聞けば、一目見てみたいと思わずにはいられない。
遺跡の中でのオペラ鑑賞、ぜひ一度体験してみたいものですね。
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