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2025.07.09 コラム ファルネーゼのアトラスとは?

Buongiorno a tutti! Come state?
皆さんこんにちは!お元気ですか?

現在行われている2025大阪・関西万博において目玉となっているのが、イタリアパビリオンで展示中のファルネーゼのアトラス。話題のあの像を、今回少し解説いたします!


Atlante Farnese(ファルネーゼのアトラス)は、ナポリ国立考古学博物館(MANN)に所蔵されている大理石彫刻で、紀元2世紀頃のローマ時代に制作されたと考えられています。ギリシャ神話に登場する巨人「アトラス(Atlante)」を描いた作品で、彼が巨大な天球を肩に背負っている姿が特徴です。




背負っているのは「地球」ではなく「天球」

この像が特に注目されるのは、アトラスが持っている球体にあります。これは地球ではなく、天球(celestial sphere)であり、古代ギリシャの星座が浮き彫りで描かれているのがわかります。

13個の星座(牡羊座・双子座・オリオン座など)が確認されており、現存する中で最古の天球図とも言われています。天文学的にも貴重な資料です。

彫像の由来と名称

この像は16世紀にローマで発見され、のちに有力な貴族ファルネーゼ家(Famiglia Farnese)のコレクションに加えられたことから「ファルネーゼのアトラス」と呼ばれるようになりました。現在はナポリの考古学博物館に常設展示されています。

彫像のスペック

高さ約2.1メートル
素材大理石
制作時期2世紀(ローマ帝政時代)
原型紀元前2世紀頃のギリシャ彫刻(現在は失われている)

なぜ重要なのか?

古代ローマの彫刻技術の高さが見て取れる作品であること。
天文学・神話・芸術が融合した学際的価値があること。
特に天球部分は、アレクサンドリアの天文学の影響を反映しているとされ、研究対象としても重要です。


実物を見ると、アトラスの筋肉の緊張や、天球の精緻な彫り込みに驚かされます。
ナポリを訪れる際は、ナポリ国立考古学博物館(MANN)の中でも見逃せない作品のひとつですので、そのファルネーゼのアトラスが日本に来ているうちにぜひ目に焼き付けてみてはいかがでしょうか!

それでは次のコラムまでa domani!

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