2024.11.01 コラム 日本とイタリアからみたサマータイム

皆様こんにちは!Buongiorno a tutti!
今朝も家を出た瞬間に涼しい空気を感じて嬉しくなりました、アドマーニスタッフの川崎です。だいぶ秋が深まりましたね。
秋の始まりと言えば、日本ではあまり馴染みがありませんが、サマータイムの終わりでもあります。日本で暮らしていると、イタリアと日本の時差が8時間から7時間に変更になるくらいの違いしかないのですが、イタリアで過ごしてみるともう少し違いがあります。
それは日没の時間が大きく変わることです!

日本でも夏は日没の時間が遅くなりますが、サマータイムの間のイタリアは20時でもまだ明るく、21時でもまだ完全に日が落ちていないこともあります。
夏のイタリアでクラシックコンサートやオペラ鑑賞にいくと、開演が21時以降というのは比較的よくある話ではないかなと思いますが、日本のクラシック業界からするとかなり遅めのスタートだなと感じます。(オペラなら終演は夜0時、演目によっては深夜1時頃になることもあります!)
この差にはサマータイムの日没の時間が大きく関係していて、ヴェローナなど野外劇場でオペラ公演をする際、オーケストラの(特に弦)楽器は直射日光をあてると傷むので日が落ちてからしか演奏できません。また見に来る観客も野外で屋根もほとんどないとなると、日が落ちてからでないと暑くて鑑賞どころではないですよね。
他にもイタリアのとある音楽フェスティバルでは、宮殿内の窓のある一室が会場でショパンのノクターン(夜想曲)からスタートするため、開演前までに完全に外が暗くなっている必要があり、22時に開演というコンサートもありました。
サマータイム一つでこんなにスケジュールに違いがあるなんて面白いですよね!
イタリア旅行や留学をお考えの方は、予定を決める時にサマータイムのことも思い出してみてください!
イタリア留学をお考えの方は、ぜひアドマーニまでご相談ください!
あなたのご連絡お待ちしています!
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