2025.10.27 コラム どうなの?イタリアのハロウィン事情
日本でもすっかりおなじみになったハロウィン。10月になると街がオレンジ色の装飾や、カボチャやオバケなどのポップなデザインに染まり、仮装パレードやお菓子のイベントもあちこちで開かれますよね。
では、イタリアではどうなのでしょうか?

実は、イタリアでのハロウィンはまだ“新顔”です。
もともとこの国にはハロウィンにあたる行事はなく、1990年代ごろからアメリカ文化の影響で少しずつ広まり始めました。
つまり、流行り出したのはだいたい日本と同じくらいの時期だということですね。
あれ?となるとハロウィンのルーツってなんだろう?キリスト教とは関係ないの?と気になりますよね。
調べてみるとハロウィンの起源は、どうもキリスト教ではなく約2000年前、古代ケルトの風習によるものなのだそう。それが長年の間にキリスト教の「諸聖人の日」の前夜祭としても行われるようになったのだとか。
つまりイタリア人にとっては、もともと大事なのは、10月末ではなく11月1日の「諸聖人の日」であるということ。
また、その翌日11月2日の「死者の日」と合わせて、この2日間は亡くなった家族を偲んでお墓参りを行う習慣があります。
そのため、年配の世代にとってハロウィンはどこか軽すぎる印象もあり、「アメリカの真似事」と感じる人も少なくありません。
それでも、若い世代や子どもたちの間では、ここ数年でぐっと浸透してきました。
学校や英語教室で仮装パーティーが開かれ、子どもたちは魔女や吸血鬼、黒猫などに扮して大はしゃぎ。
「Dolcetto o scherzetto!(ドルチェット・オ・スケルツェット!/お菓子をくれなきゃいたずらするぞ)」と叫びながら近所を回る子たちの姿も、今では珍しくありません。

日本でももっぱらハロウィンを楽しむのは子供や若者たちですよね。
由来よりも「仮装をして楽しむ日」として定着をしたのは、日本もイタリアも同じようです。
意外なところに共通点がありましたね!
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