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2015.10.28 学校・卒業生へ訪問! ルッカ料理学院でのイタリア語授業

Buongiorno a tutti!

 

前置きが長いとそろそろ誰も読んでくれなくなりそうなので

今日は前置きなしで(涙)

 

前回の続きをさくっと….

 

先日行ったルッカ料理学院。

もう皆さんインターンに入られる時期みたいですね。

私が行ったときには、ほぼ皆さんインターン先も決まってきていて、ほっこりした表情を見せていた彼ら。

 

ところがイタリア語のレッスンを拝見させて頂いたときの、予想を上回るみなさんの険しい表情(笑)

今でも忘れません。。。

 

「ここ、本当に楽しくやれてますっ!」とみなさん学院の感想を楽しそうに話してくださっていたのですが

「でも、いや、イタリア語が…」と、ネックはみなさんイタリア語。

 

さて、送り出した我らアドマーニ。わたくし、ほんの親心で参加させて頂きました。イタリア語授業。

 

スタッフと話をしていたため、既に授業が始まってしまっていたのですが

ささっと入り、講師のLuca先生にご挨拶。

一番後ろの特等席が空いており、そこにどうぞと。

まさに参観日(笑)

まさに我が子を見守るかのように始まったイタリア語授業….

IMG_6424

こんな風に真後ろからよーく拝見させて頂きました(笑)

 

先生のLuca先生は、アドマーニでもおなじみ、Centro Koine’のLucca校の講師です。

30年以上イタリア語を教えているベテランの先生です。

 

まずは先生がその日に作った料理についてみなさんに聞いていきます。

 

「今日はどんな料理を作ったの?」

「その料理に使った材料は?」

「形はどんな感じ?」

「どうやって盛りつけたの?」

 

たくさんの質問を様々な生徒に投げかけていきます。

そのペースは相当な早さ。

でも一生懸命イタリア語を駆使してみんな説明をしていきます。

 

素晴らしい….

年々涙もろくなった私はちょっぴりホロリといきそうになってしまいましたよ。

 

作った課程を全く見ずに頂いてしまったその日の素晴らしいお料理達が、そんな風に作られていたのね〜

ひとつひとつ、本当に手が込んでおります。ふむふむ。

 

一通り料理の説明が終ったところで、

「それじゃー昨日宣言しておいた、今日は近過去をやります」と、早速文法のレッスンに。

 

1ヶ月過ぎで近過去。少しペースが遅いかなという気もしなくはなかったのですが

後から聞いたところ、毎回生徒のペース配分は先生が判断しながらやるそうです。

今期はじっくりとやっている模様。生徒に合わせるのも先生の技術です。

IMG_6426

身振り手振りで必死に説明をする先生。

 

Passato prossimo =近過去

なのですが、どんどんと進んで行く上で、近くに座っているロシア人の生徒さんが、何の文法を説明しているのか

未だに分かっていなかった様子。どうやら未来形の話をしていると思っていたようですが、

途中でちゃんと理解したようで安心。全く違うので、途中で私に聞いてくれて良かった!

 

 

Centro Koine’のメソッドは非常に独特で、会話から文法を学ぼうという確立したメソッドがあるため

生徒達にものすごく会話をさせます。

これは見ていてとても気持ちがよいです。

講師の説明の一歩通行に陥りがちな授業もあるので、ちゃんとイタリア語での返答を求める授業はよくできています。

 

ただ、気になったことは、Luca先生の授業中の説明をしているイタリア語のスピードが尋常じゃなく早い….

 

これ、みんな聞き取れないよね??ちょっとー!とこっちが焦る!

 

一生懸命それについて行こうとする生徒達。

 

おそらくかなり混乱しながらも、なんとか理解しようとしている様子。

 

完全なる親心から、焦った私は、休憩中に思い切ってLuca先生に、プチ抗議。

 

するとこんな返答が返ってきました。

 

「生徒達はこのあとすぐにレストランインターンが始まるんだ。

レストランの厨房は戦場で、誰もゆっくりイタリア語で話しかけてくれない。

無理矢理でもなんとか通常のイタリア語のスピードに慣れてもらわないといけない。

じゃないと厨房でイタリア人と仕事ができないでしょ?

だからなるべく通常のスピードで話しながら授業をするようにしているんだよ」

 

…..なるほど。

しっかり納得しました。

 

確かに、もしここでゆっくりとしたイタリア語で授業をして、レストランインターンで実際に厨房に入ったら

忙しい厨房の中のイタリア人達が何を言っているか、さっぱり分からないことでしょう。

そしてレッスンが始まると同時に、たくさんの料理用語を使いながら説明をさせるということ、

すべて理にかなっていると関心してしまいました。

 

「僕はここで何十年もイタリア語のレッスンをしているんだ。心配しないで。

日本人達がイタリア語を覚えるのに

苦労をしていることもよく分かっていてレッスンをしているんだよ」

と話してくれた、優しい笑顔を見せてくれたLuca先生。

 

さすがです!

 

日本人生徒にとって、苦しくもあり厳しい授業となっているとは思いますが、

なんとかここに頑張ってついていけば、絶対に成果は得られると思います。

 

ですがひとつだけ言えること。

それは出発前のイタリア語の学習です。

 

ルッカ料理学院に限らず、今後イタリア留学をするすべての人に言えることなのですが

「行ったら話せるようになる」は大間違いなんです。

授業はすべてイタリア語。そしてイタリア語の文法は難解複雑。

シンプルな英語とは比べ物にならないくらい難しいです。

少しでも学んでおくか、おかないかでは、実は雲泥の差です。

 

今後イタリア留学される方には、私も口を酸っぱくして話をしていますが

絶対にイタリア語を勉強してください。

過去形くらいまではやっておいて頂きたいと思っています。

 

そうすれば、現地でお話好きなイタリア人が、「今日はどうだった?」「何したのー?」といった数々の質問攻めにも

応じることが可能ですし、そこから会話の幅がどんどん広がります。

また授業で言っているイタリア語も、先生が何を説明しているのか聞き取れなくても

何の説明をしているか、想像がつくようになります。

 

この日、本当に生徒さん達はよく頑張っていました!

これからの厨房でのインターンも、慣れてくればどんどん話せるようになると確信しました。

 

陰ながらこれからのインターンを心より応援しています!

Forza e coraggio!!!! 


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