2020.03.16 NEWS コラム 【3/16更新】イタリアの交通機関の運行状況・頑張れイタリア!の声/新型コロナウィルス情報
15日、イタリア国内での新型コロナウイルス感染者は3500人以上増えて計2万4747人、亡くなった方は1809人になりました。
感染者数・死者数が特に多い北部ロンバルディア州では、病床と人工呼吸器の不足が危惧されています。
また15日、バルセロナ夏季五輪のスタジアムを設計したビットリオ・グレゴッティ氏(92歳)が、新型コロナウイルスによる肺炎で死亡しました。
イタリアでの致死率(感染者のうち死亡した人の割合)は7.3%となっており、この数値は先月WHOなどの調査チームが発表した、中国全体の致死率の3.8%を上回っています。
ただ、これについて専門家は、イタリアの高齢化率が高いことが原因であること、また感染者は確認されている数より多く、実際の致死率はこれほど高くない可能性などを指摘しています。
もくじ
15日現在のイタリアの交通機関・運行状況
長距離列車等のダイヤ削減及び最低限の運行保障
インフラ運輸省は、デ・ミケーレ・インフラ運省相が、3月13日及び14日に5つの関連省令に署名し、14日から長距離列車等のダイヤ削減を行いつつ最低限の運行保障を行うことを発表しました。概要は以下のとおりです。
<長距離列車>
3月14日~3月25日まで、各方面少なくとも1往復確保することとし、その間、フレッチャは22本、レジョナーレ・ベローチェは20本、イタロは14本、インターシティは32本を運行する。
■http://www.mit.gov.it/sites/default/files/media/notizia/2020-03/D.M.%20113%20del%2013.3.2020.pdf
■http://www.mit.gov.it/sites/default/files/media/notizia/2020-03/d.m.%20116%20treni.pdf
<長距離(州間)バス>
3月14日~3月25日まで、ダイヤを削減しつつ、全面的な運休にならないよう、インフラ運輸省の事前認可とすることにより最低限の運行を保証する。
http://www.mit.gov.it/sites/default/files/media/notizia/2020-03/D.M.%20n.%20114%20del%2013.3.2020.pdf
<サルデーニャ島との海路・空路>
3月14日~3月25日まで、海路による旅客輸送は一時停止し、貨物輸送のみとする。空路による輸送はカリアリ空港とローマ・フィウミチーノ空港間のみとする。
http://www.mit.gov.it/comunicazione/news/sardegna-regolare-traffico-merci-trasporto-persone-solo-con-autorizzazione
<夜行列車>
3月14日の夜から、夜行列車を運休する。
http://www.mit.gov.it/comunicazione/news/treni-ferrovie-trasporto-ferroviario/coronavirus-da-mit-blocco-anche-ai-treni
イタリアにおける利用可能な主な交通手段
イタリアにおける利用可能な主な交通手段は以下の在イタリア大使館ホームページに毎日1回掲載していますので、御参考にして下さい。
https://www.it.emb-japan.go.jp/pdf/covid_19_traffico.pdf
イタリア国民向け最新安全情報を日本大使館が和訳中
イタリア外務省は、イタリア国民向け安全情報を提供しており、イタリアに対して各国が取っている措置についての情報が得られます。
この情報はイタリア語ですので、大使館では、参考まで主要国の措置について仮訳資料を作成していますので、御参考にして下さい。
https://www.it.emb-japan.go.jp/pdf/covid_19_viaggiare_sicuri.pdf
SNSで“Forza Italia!”(=頑張れイタリア!)の声
現在世界各国でイタリアを応援する内容の記事が投稿されています。
この事態が早く収束に向かうことを私たちも祈っています!
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