イタリア留学ならa domani(アドマーニ)。何でもお気軽にご相談ください♪ 会社概要 採用情報 コラム&ブログ アクセス お問合せ サイトマップ オンラインショップ
【イタリア留学専門】アドマーニ|出発前から帰国後の就職まで全力サポートします!

イタリアの魅力にとりつかれてしまった経験豊富なスタッフが、あなたのイタリア留学を応援します。

03-6261-2341 毎日9:30~18:30営業中
(土曜定休)
イタリア留学アドマーニのコラム&ブログ《a domani Italia!》

2014.12.28 イタリア文化 コラム&ブログ Presepe Vivente

Buona sera a tutti!

 

前回の更新からまたまた期間が空いてしまいました。

 

そんなこんなでクリスマスというビックイベントも終わり、もう気がつけば年末ですね。

 

日本は尋常じゃない寒波が来ているそうですが、みなさん、このお忙しい年末の時期にどうか風邪には気をつけてくださいね。

 

イタリアはクリスマス前は、日中には冬と感じさせないくらいの暖かさがありましたが

クリスマス後に、ついにやって来ました、「INVERNO!」(冬)らしい冷え込み。

足下が常に冷えきっており(というか私が極度な冷え性なもんで)、暖かい場所探しに必死です。

友人宅で暖炉を見つけては、そこから一歩も動かず!寒いんですものー!

 

さて、今回書きたかったのはイタリアの寒さについてではなく、

Presepe Vivente(プレセーペ ビベンテ)についてです。

 

プレセーペって、そもそもご存知でしょうか?

 

プレセーペとは、クリスマス時期に家庭の中に飾るミニチュアの人形で、

イエスキリストが誕生する際の様子を模している人形のため、ベツレヘムの当時の馬小屋や、そのときの登場人物を

かなり忠実に再現したものです。

ちなみに友人宅では、こんな風に小さくではありますが、飾っていました。

CIMG1971

ちゃんと馬小屋の外には羊さんがいて、

イエスの右には聖母マリア、そして左手には聖ジュセッペ(日本語だとヨゼフ)がおり、

25日になると各家庭のこのプレセーペに、イエスキリストの赤ちゃん人形をそっと飾ります。

そしてその後、東方三博士が次々に来て、それらの人形も飾っていきます。

これがイタリアのクリスマスの伝統的な風習なのです。

 

本当は、このプレセーペは非常に有名なのは

ナポリ

なんです。

時代を風刺した人形だったり、道化師やピザ職人などの、様々な人形を使って華々しくプレセーペを飾る風習があるため

非常に有名です。どうしても今年は行きたかったのですが、なかなか行けず!かなり個性的らしい。

 

でもこのプレセーペは1/7のベファーナまで飾りますので、それまでにナポリに行ってナポリのプレセーペを見ようか未だに画策中です。

見れたら報告します〜。

 

ナポリにも行けず(しゅん)

でもでもクリスマスをもっと感じたいっ!

そう思った私は、よし、プレセーペビベンテに行こうと思い立ったわけなんです(あーここまで長かった)

 

それでですね、このプレセペビベンテはなんぞや?

ということなのですが、ビベンテ=Vivente(生きた)ということで。。。

 

そう、これは人形ではなく、本物の人間たちがエルサレムの様子を再現しているものなのです。

 

最初聞いたときはびっくりしましたが、これ、本当にみんな人々が当時のエルサレムの街のようにして着飾っていて

初めて見たときは感動しました!

 

写真の方が早いので、こんな感じです〜

IMG_4623

カメラを向けるとちょっと恥ずかしそうに微笑んでくれた少年達。かわゆい♡

私が今回行った場所はSan Donato di Lecceという場所のプレセーペビベンテ。

地元の方々の協力のもと、こうしたイベントが行われています。

調べてみたところ、このプレセーペビベンテはイタリアでもプーリア州が一番多くの都市で行われているようです。プーリア万歳。どうやらプーリア州、シチリアは非常に盛んに行われているようです。もちろん北イタリアでも様々な都市で行われていますよ。

IMG_4630

スカルペ??と書いてあったので、単純に靴の何か?と思ったら、スカルペは「Scarpe」で綴りが違いますよね。てへへ。

どうやら「Scalpellare」(のみで彫る)という意味からきた、「石工、石職人」という意味でした。

IMG_4631

職人さんが作っておりましたー。当時のエルサレムにあったかは謎ですが(笑)こうしてイタリアの昔からの伝統職を実際に見ることができるのは面白いですね。

IMG_4636

IMG_4642

これは鍛冶屋さんですね。

そして興味深いのがこちら!

IMG_4646

“Lu scuparu”と呼ばれる、ほうき職人。

今でこそもういなくなってしまいましたが、昔はほうきを手作りでこうして作っていて売られていたようです。

ちなみにLu scuparuはもはやプーリアの方言。イタリア語でなんていうの?と聞いても、「知らないよ、プーリアの職人だから、これが正しい呼び名だよ」と… さすがプーリア人。絶対にプーリアだけじゃない気がするんですが…まぁ、本当の名は謎です(笑)

 

そして歩いていると、馬小屋がっ!

 

そこには、

IMG_4653

なんと聖母マリア、聖ジュセッペ….そして、

 

くりんくりんのイエス様♡

 

一番大事な主人公達ですー。彼らももちろん本物の人が(見ればわかりますが)セッティングされております。

イエス様、キュートすぎるっ!

 

IMG_4647

道中も、このようにイルミネーションされた美しい町並みで、エルサレムの情緒を漂わせつつ、クリスマスの美しさを醸し出している、実にロマンティックな雰囲気です。

IMG_4673

お馬さんもいらっしゃいます。

エルサレムは間違いなく、こんな感じだったでしょうね。

馬さんの力で、オリーブをしぼったり、小麦を砕いたり。

IMG_4671

当時の家の中って、本当にこんなんだったんじゃないかと思うくらい

美しい光景でした。

 

もしかしてエルサレムはこんなんではなかったかもしれませんが、少なくとも昔のイタリア、ローマを彷彿させるこの光景

恐れ入りました!また少女の表情が良すぎー!

IMG_4688

おそらくエルサレムには絶対にこれはなかっただろう、という光景(笑)

ですが昔ながらの、このパスタを作る光景。大好きです。

プーリア名物オレッキエッテ、マッケローにをせこせこと作っていらっしゃいました。

 

タイムスリップしたみたいで本当に楽しい!

IMG_4665

こんな不思議な気分になるプレセーペビベンテ。

なかなか癖になってしまいます。

地方の様々なところで行われていますので、この時期イタリアにいらっしゃる方は必見です!

是非足を運んでみてくださいね!

あっつあつ地元料理も食べられます☆(この理由も足を運ぶ大きな理由だったり☆うふふ)

 

ナポリに行けたらまたレポートしまぁす。

 

みなさま、良いお年をお迎えくださいませ☆

 


2024/4/13㈯ Scuola Leonardo da Vinci  学校説明会&トリノの食文化セミナー※参加者特典付き☆

アーモイタリアサポート


この記事を読んだ方にオススメの記事

コラム&ブログ アーカイブ

日本で契約できる海外SIM

PR